丹波鹿について
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ニホンジカは、シカ科・シカ亜科・ニホンジカ(種)となり、このニホンジカが、7亜種に分かれています。
例えば、ニホンジカ種は、実際にはロシアからベトナムまでの東アジア一帯に生息しており、国内でのニホンジカ(種)の亜種は、
・エゾシカ(北海道)
・ホンシュウジカ(本州)
・ツシマジカ(対馬)
・キュウシュウジカ(四国、九州)
・マゲシカ(鹿児島県馬毛島)
・ヤクシカ(鹿児島県屋久島)
・ケラマジカ(沖縄県ケラマ諸島)
の7亜種に分類されています。
丹波鹿はホンシュウジカ(本州)で、丹波・但馬地方に生息する鹿の固有の名称です。
丹波鹿の特徴
丹波市は、兵庫県の中央部に位置し北東では京都府と接しています。阪神間からJRや自動車で約1時間30分から2時間圏域であり、中山間地域で京都府等との係わりが比較的強いところです。
気候は瀬戸内海型、内陸型気候に属し年間の寒暖差、昼夜間の温度差が激しく秋から冬にかけて発生する丹波地域の山々をつつむ朝霧、夕霧は「丹波霧」と呼ばれ豊かな自然環境に一層の深みと神秘さを感じます。豊かな自然、食材の宝庫といわれる丹波地域の山野を駆けめぐり、美味しい自然の恵みを存分に食しながら育った野生のシカが丹波シカです。
北海道のエゾシカ(1頭の体重100kg以上)やヨーロッパ・ニュージーランドなどのアカシカ(1頭100㎏以上)等と比べると丹波シカは個体(平均体重約32kg)が大変小さくて肉の歩留も悪いのが特徴です。
丹波シカ肉の栄養価はエゾシカや他の家畜と比較すると別表のとおり、牛肉や豚肉に比べて、カロリーは約3分の1、脂肪分は約80分の1という特性に鉄分が大変多く、たんぱく質の割合も牛肉・豚肉の約1.5倍です。そのほか、アミノ酸やミネラルのバランスも良い栄養価・ヘルシーさにおいて健康食・美容食として完璧な食材です。
丹波市青垣町には、ニホンジカを含む野生動物の科学的な調査研究を通じて、保全管理を行っている兵庫県の拠点である「兵庫県森林動物研究センター」があります。
このセンターでは、ワイルドライフ・マネジメントという科学的な調査研究にもとづき、「生息管理」「個体数管理」を状況に応じて組合せ「人」と「野生動物」と「自然環境(生息地)」の関係を適切に調整する手法を実施しています。
シカ害の対策とともに急務となっているのが捕獲したシカをどうするかという問題解決のためセンターでは各地でシカ肉を使った料理教室や講習会を開いて、シカ害の認知向上とシカ肉の需要拡大に努めている。
丹波鹿の商品化
兵庫県立大学では、シカ肉の付加価値を高めるためタンパク質分解酵素を用いた熟成方法によりアミノ酸が極端に増加し柔らかい肉にすることに成功しました。
㈱三田屋総本家では、シカ肉の魅力を引き出す伝統技術を駆使して最高級の味に仕上げています。
丹波姫もみじは、兵庫県立大学と㈱三田屋総本家の特徴を生かしたコラボ企画で商品化された熟味ハム、ウィンナーやコロッケ、レトルトカレー等を販売しています。
兵庫県では環境に配慮した生産方法や安心・安全が確保された特産品を県内外にアピールするため、「ひょうご推進ブランド」として認証している。
当施設で処理されたシカ肉は、2005年に兵庫県が定めた「ひょうごシカ活用ガイドライン」もと兵庫認証基準をクリア―し商品化を進めた結果、2011年以降、3年更新で2020年まで認証を受け衛生面、安全面での高い評価を得ている。
又、丹波姫もみじでは、低温で熟成し最適のタイミングで解体精肉後、冷凍保存して出荷をしている。
「愛deer料理教室」(兵庫県宝塚市)を主催している林真理先生は、シカの農林業への被害の大きさに驚き自分も何かできないかと考えて「シカ肉の美味しさ」を伝えようと料理教室を開いておられます。『料理教室で使っているシカ肉は「丹波姫もみじ」が販売している丹波シカです。処理が丁寧なので一般の人も調理がしやすく、安心して使えます。もちろん、嫌な臭いもありません。全国のシカ肉でも丹波シカは自信をもって人におすすめできます。』と協力を頂いている。
洗顔クロスの商品化(シカ皮の有効活用)
シカ革の洗顔クロス「まとも」は、「白なめし」の伝統の復活に取り組む「姫路白なめし革保存研究会」新田真大氏と「丹波姫もみじ」のコラボレーションによって生まれた。
「白なめし(セーム革)」は、近代的ななめし技法が普及する千年以上昔から日本に伝わる伝統的な製革技法です。
姫路市で新敏製革所【皮の鞣し】を経営している新田氏は、化学薬品等を一切使わない方法「少しの塩と菜種油」で手作業によって長時間かけて丹念になめされて仕上げたものです。エコレザーとして世界に誇る技術として評価されています。特に、洗顔クロス「まとも」は、天然の白なめし革で柔らかくて丈夫で水に強く、通気性・保湿性・吸収性に優れ、水にぬらしたクロスで肌を軽く拭くと潤いを与えます。
特長
1.鹿皮の天然コラーゲン繊維が優しく素肌を潤します。
天然のコラーゲン繊維が、油分・古い角質をやさしく落とし、お肌を美しく健やかに保ちます。
2.自然の素材だけで作り上げたオーガニックなクロス
安心の100%天然素材。
きめ細かく肌触りの良い「ニホンジカ」の皮を、化学薬品を一切使用しない伝統技法「白なめし」で製造しました。
水につけるだけで繰り返し使えるのが特徴です。
2.ぬるま湯につけて軽くもみ、生地の芯まで十分に水分を含ませてください。
4.使用後はぬるま湯で軽くすすいだあと、風通しの良い場所で保管してください。
お客様の声
20代女性は、「毎日ご使用していますが肌の調子が良くなり、また、吹き出物なども出なくなったので、最近では顔だけでなく手や足にも使用しています。紹介したお友達の二人も肌がつるつるになった、顔色が明るくなったとすごく喜んでいます。本当に良いものを販売していただきありがとうございます。」